平成27年度弁理士試験合格発表がありました。

公開日:2015/12/14 ｜ 最終更新日:2016/11/14

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平成27年度の弁理士試験は志願者数5,340名（昨年は6,216名）に対し、合格者数は319名（昨年は385名）と志願者数・合格者数ともに減少となりました。

5～6年前までは志願者数10,000名以上だったのが現在では半数近くまで減少しており、合格者についても大幅に合格者が減少した昨年に続いて400名未満と例年の半分近くとなっております。平成28年度の弁理士試験制度は一部変更となりますので、今後志願者数、合格数にどのような変化が現れるのでしょうか。

特許業界では、国内の特許出願件数が減少傾向にある影響もあり、弁理士試験合格者数を減少させている事も考えられます。ただ一方で海外の特許出願件数は増加傾向にありますし、受験者数が減少していく事は資格としての質を担保する上ではあまり望ましい事ではありません。

特許事務所業界では弁理士資格者の高齢化を危惧する声も聞かれます。世代交代を進めたいけどなかなか若手の人材が採用出来ない等、深刻な悩みに直面している所もあるようです。また企業では特許事務所へ出願を依頼せず、自社出願をしていく動きも見られます。その中で企業が弁理士を採用する動きも出てきています。 今後業界の動向がどう変化していくのか、注目される所です。

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