公認会計士の独立事情について
公開日:2015/12/14 | 最終更新日:2016/11/08
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転職市場は近年売り手市場であり、公認会計士業界も同じように多数の求人があるものの、転職を希望する方が少ない状況にあります。その要因の一つとして、独立する公認会計士が増加傾向にあるかもしれません。最近の公認会計士の独立事情について考察してみました。
・公認会計士の独立事情
「仕事はあるけど、仕事のある時期に偏りがあり、安定的な収入が見込めない仕事も多く、先行き不安」
公認会計士の場合、独立後は非常勤で監査をしながら新規顧問先を探していくというような流れが多く見受けられます。リーマンショック以降はその非常勤の監査求人が激減し、独立する人も大幅に減ったようです。しかし最近では監査業務の人手不足は深刻化しており、非常勤の監査求人も増加傾向にあるようです。その結果、一定の収入も見込める為、独立をする方も増えているように感じます。
実際に独立をした公認会計士の方から話を聞くと、非常勤で監査をしながら知人の税理士法人の手伝いをし、空いた時間に営業活動を行っていると話していました。悩みとしては、当面の収入には困らないものの、非常勤の監査やスポットの会計コンサルティングは繁忙期等に集中して仕事をしなくてはならない為、税務顧問のような定期的なお付き合いをするのが難しいそうです。その為、安定的な収入の確保が難しく将来的には不安を感じているとの事でした。
監査業務はいつ人員不足が解消されるかわからないですし、コンサルティング案件についても次はいつ入ってくるのかの見通しは立てにくいものです。安定的な収入を得るために、いかに空いている時間を活用して、効率的に顧客満足を満たしていくのかが、大きなポイントになっているようです。
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