平成27年度司法書士試験の合格発表がありました。

公開日:2015/12/14 ｜ 最終更新日:2016/11/14

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平成27年度の司法書士試験は出願者数21,754名（昨年は24,538名）に対し、合格者数は707名（昨年は759名）と出願者数・合格者数ともに減少となりました。

3～4年前までは出願者数が30,000名を超えていたのですが、近年減少傾向にあり、平成27年度の減少率は平成26年度に続いて非常に高かったと言えます。一方で、合格者数については一定の数を担保しており合格率は上昇している状況です。

昨年より景気回復の波が来ている中で、不動産の動きも活発な状況にあり、不動産登記業務が増加しています。2020年のオリンピックまでこの波は継続するのではと言われている状況で、人手不足に悩む司法書士事務所は増えている状況です。合格率が高くなる事は受験者にとって良いのですが、一方で質が担保されるかは気になります。出願者数がどんどん減少している中で、今後司法書士試験制度をどうしていくのか、注目される所です。

公認会計士や弁護士など、資格試験の受験数はどこも減少傾向にあります。要因はそれぞれの資格によって様々ですが、司法書士の場合、なかなか身近に感じる事が無い等そもそも認知の問題もありました。さらに資格取得をして司法書士事務所へ就職しても給与が安い等のイメージがついてしまっている事も要因の一つとして考えられます。認知とイメージ払拭する為、司法書士事務所業界では今後の対応が迫られるかもしれません。

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